なちゅらる Hi !

北海道の自然を彷徨うおじさん

2024-01-01から1年間の記事一覧

行き帰りの運転の方が怖い日がシーズンに数回あるものだ

28日の冬型天気図から、徐々に緩むと思われた29日。新十津川辺りは、増毛山塊が西風を防いでくれると期待して、先週に引き続き吉野地区に向かう。途中の道は、増毛山塊が防いでくれない。時折前が見えなくなる天気の中、ところどころまだ除雪が入っていない…

ヤブ山万歳!

「冬のヤブ山の魅力は何ですか?」と聞かれたら、①アイディア次第でどこでも行ける。②ヤブのおかげで変化が多くあきない。③未知の世界をウロウロしている感覚。の3つを挙げる。そして、③のウロウロ感覚を助けるツールが、ウロウロ太板(ステップソールスキ…

シーズン開始は空知の山へ

札幌近郊のヤブ山で始まることが多い。だが、今年は空知の雪が多いようだ。足ならしにちょうどよさそうな山を探すと、御料山621mに目が行った。雪の相棒Uに連絡し、上砂川へ向かう。30年前に泊まったことがあるパンケの湯は健在。そのすぐ前の、運行をやめて…

雪があっても暖かいんだよ

アヨロに到着。雪があっても、奥の浜は暖かいのだ。天気予報の気温予想は1℃。でも太陽さえ出れば10℃まで上がる。さらに奥の浜は風が入ってこない。こんな眺めを1日、しかも凍えずに見ていられる幸せ…。登らないわけにもいかないので、スキマでアップ。そして…

隙間産業奥の浜支所

また、アヨロ。だって、あったかいんだもん。「ディンプル」直上でアップ。最初はまた、「ぬりかべ」と向き合う。どうにもバランスが悪いし、靴の先っちょがどんどん減ってしまう。もう、クライミングシューズがもたない気がしたので、今シーズンはおしまい…

アヨロは晴れのはず

最もよい瞬間をよい場所で見たがる性癖がある。札幌は降雪で曇りだが、千歳の平原で朝日が拝めれば幸せかと考えた。で、いつもより早めに出た。が、曇り。そして、ここまでこれだけの降雪があるのだと感動しつつ進む。樽前も雪化粧…、だが、見ての通り、白老…

太陽の力

謎の暖かさの土曜日は仕事だった。仕事日の晴れ間を、悔しい思いで建物の中から眺めた。そして、翌日の日曜は雨。悲しく過ごす。休日振替の今日は、気温が低い。だが、アヨロ予報はピカピカだ。ほらね。アップで『オレンジスラブ』と『シャコ』いつものこと…

アヨロクラックはまだまだ続く…

夜は寒かった。が、無事に日の出を迎えた。この寒さの中、海に出る漁師の皆様に頭を下げる。早朝散歩は、蘭法華岬。ボルダーがゴロゴロしているが、やはりここは波がけっこうかかるようだ。早めにアヨロに着き、待つが、KGさんもすぐに現れた。そして『留萌…

ポカポカ木漏れ日輝く義経岩

9日土曜。ONさん&HYさんコンビが義経岩へ行く情報を聞きつけ、向かう。晩秋香る…、輝く岩。ONさんとともに『ジュスティーヌ』を探る。が、しかし、毎度のことながら子ジュス終了点からのハング越えができない。アンダーが苦手なのは重々承知。解決を探るた…

挟まれて落ちない1日

サンロードが輝くアヨロに、また来た。快適環境でクラック練習がしたい人にはうってつけだ。2週間前に『渚から来た者』の終了点ロープを替えたが、少し短くて残置ビナが岩と干渉する。なので取り換え便。実は今までRPしていなかった。最上部のクラックが広…

RPのつもりで行ったが…

修験の壁。思いのほか暖かく、風もない。見渡す秋の景色に心を満たしながら、「意志を継ぐ者」12dに一人で懸垂ヌン掛けし、集いし方々が来られるのを待つ。寒くなると困るので、後で陽当たる場所に宿をこしらえておく。そうこうしているうちに、岩場に4人の…

楽園で遊ぶ

近場はどこも気温が低そうなので、おとなしくしていようかとも思ったが、太平洋側の天気がよい。どこかがよい天気だと居ても立ってもいられない。アヨロでロープにGo!ススキが揺れる時期の記憶はあまりないので、朝から感動。以前から楽しんでいたクラック…

「青春の門」をくぐる歳ではなかった

小樽赤岩東の大壁で登っていないアルパインルートは残り2つ。そのうちの「逆層の凹角ルート」は、赤岩本の記述が嫌な感じなのでやめておくつもり。もうひとつが「北西壁大ハングルート」。しかも、この途中には「青春の門」という12bのフリールートがある。…

意志を継ぐ者大会

日ごろから親しみ深い人たちが集まった修験の壁。今日は8人が修験に集った。日差しはよいが風の強い1日。最近来るたびにちょいちょい取り組む「意志を継ぐ者」12d。自分を含め、8名中4名がトライするという稀な日。早朝先に行って懸垂ヌン掛けした甲斐が…

まだ知らない岩があるものだ

今日は出かけないつもりだったが、天気が良い。先週ベルギー岩から見えた小岩塔が気になったので見に行ってみることにする。何度かオタモイや山中の三社神社から、赤岩の縦走路を歩いている。ベルギー岩から眺めた感じだと縦走路の近くに見えた。なぜ気付か…

これはこれで、天近くまで登った

昨日はクリスタルフェースで、天近くまでしか登れなかった。今日は今日で、天近くの岩塔のてっぺんに上がってきた。秋晴れの小道を通り、三つの岩塔へ向かう。展望台からの刈り分けは、なぜかベルギー岩の上まではっきりついていて、一般アプローチルートの…

また、天まで登ってみようかな、と思った

西奥に多くのお仲間がいることがわかっていた。しかし、西奥に行くとなると一旦核心を2つ越えて満足した「天まで登る」12bをやらなければならない。実は「天近くまで登る」で終わっているのだ。このルートに取り付くには、だいぶ根性がいる。数日前から覚悟…

頭ならびに腹 2days

ルート名をそのままタイトルに使うのは、初めてな気がする。同行者と2日ツアーで、記憶に残る名ルートを2人で順番にRPできた。かっぱは、この日1発RPを決めていた。ウオーミングアップなしで登り始めることが多い。そして、ワクワク感を抑えられずに落ちる…

名寄で宴会

大先輩S田さんと、タッシー&INさんとの宴会を名寄で設定。ついでに、見晴岩で登るという贅沢企画。寒いからテント内で飲むために久々登場ヨーレイカサンドームテント。4人で煮炊きしながら、ゆったり飲んだ。その日中は、S田さんにTRで遊んでもらうために…

12というグレードを考えるために…

グレードは、ムーブを対象としているのか、持久力耐性か、それとも怖さを乗り越える心へのメッセージか、いや、その全てか…、などと、無責任に考えを巡らせるのが楽しい。そこで、なかなか見かけない12aというグレードが定着している「ヘルフィンガー」をや…

クラックとフェイスを楽しめる好ルート

タイトルは「頭ならびに腹」のこと。1989年初登の名ルート。今期取組を始め、3日目。ムーブは大体ばらし終わっているので、RP気分満載でやってきた。アプローチに漂う秋の気配を感じながら集ったのは4人。クラックと「頭ならびに腹」を堪能したい方ばかり…

セバチバナの使い方

今夏は、日本語と英語が標準語と化したセバチバナ。国際的なばかりではなく、クライミング素養を高めるのに重要な要素を多々含んでいることが明らかになりつつある。その秘密を、隠された名ルートとともに紹介していく。「ビックママ」11b。ガバをつなぎカン…

今夏はセバチに通いすぎ…⁉

暑さが納まらないとセバチ以外の岩場に行く気にならない。そもそも沢に登っているはずの時期なのに、沢に行けていない。ちょうどセバチのルートに懸ける方や、初めてのセバチ体験の方などが続き、みな気持ちよくRPを重ねていくため、こちらまで楽しくなって…

海岸は爽やか

先日の積丹ツアーで、小樽の海岸が恋しくなった。オタモイ方面を背にしながら、ガレ横エリアに向かう。2016年頃ウロウロし始めた、赤岩海岸と山中海岸の中間地点にある場所だ。山中海岸を進むと、チャラセナイの滝がある。ここはいつも水量が多い。小樽の海…

輝く海 そして近づく秋

朝、コオロギの鳴き声が聞こえてくる季節になった。ふと見ると、アカネトンボも見える。それでもまだ夏のセバチ期間が続く。今日のセバチは最高の天気。新緑の季節以来の澄んだブルーに輝く海。6月と違うのはセミの声。Eさん、KGさん、ママさんと集う。3人…

開拓のお手伝い

岩場に新しいラインを拓くことを「開拓」と表現する。Dzさんが午後から人を探しているようだったので立候補。赤岩祝津寄りの岩で、試登とボルト打ちビレイ。お昼を小樽の眺めのよいところで食べようかと思い、早めに出発。すると、今日も天気を深く考える現…

こんな天気なのに積丹ツアー②

浜婦美で一夜。21時過ぎに寝ただろうか。夜中に雨音と波音。目覚めるほどではないが、ぼんやり聞こえる。起きてみると、周囲はぐっしょり。ザーザー降りというほどではないが、雨具は欲しい降り方だ。「タープ張っておいてよかったね。」とのん気な会話。「…

こんな天気なのに積丹ツアー①

12日~16日くらいの間で海で1泊したいものだ、と相談していた。13日段階では、15日の予報は曇りだが、波が最も穏やかに思えた。風向きも西に近い向きだろうと考え、14日に入舸発で1泊積丹カヤックツアー決行。途中の海沿いのミスト状態は折り込み済み。入舸…

セバチバナ 2Days 2

寿都泊まりのセバチバナ2日目。誰もいない間に「モッコライ」の終了点整備をしたのだが、午後からYくん、Hくんの2人がちゃんと整備にやってきた。安全チェーンに換わっています。この日は、主に先週の方々が集う。みな、避暑を楽しみたいクライマーさんた…

セバチバナ 2Days 1

タッシーが、十勝からはるばるセバチに遠征にやってきた。せっかくなので、岩場ガイドをかって出る。毛無峠は最近毎回ミスト地帯。さて、岩場はどうなのか?セバチの天気は曇り、岩はさほど悪くない。タッシー&INさんにルートや砂でじゃりじゃりの話などを…